のびアート(死にトリ)

ネットの居場所ポータルサイト~死にたいのトリセツ~(https://shinitori.net)の「のびアート」です。

作品投稿についてはこちらをご覧ください。

「月」をテーマとする作品募集のお知らせ

 

いつも死にトリに参加していただきありがとうございます。

のびアートでは、テーマにそった作品を募集します。
第2回目の今回のテーマは「月」です。

空に浮かぶ「月」から連想されるもの(たとえば、十五夜、お月見、月光、満月、三日月、うさぎ、月面着陸、太陰暦、月蝕…)をテーマにした作品をぜひ送ってください。

イラストや写真、詩や立体造形の画像など、オリジナルであれば作品の形式は問いません。


募集期間:2022年9月9日(金)~10月10日(月)ごろ

募集方法:応募方法は以下のURLを参照してください。
https://shinitori.hatenablog.com/about

掲載について:募集期間終了後にのびアートのページに掲載します。

応募お待ちしています。

 

大切なもの

いつでも会える人は、いつか会えなくなる。
いつでも見れる景色は、いつか見れなくなる。
いつでも出来ることは、いつか出来なくなる。
今、目の前にある当たり前がとても幸せなことに気づいてください。
本当に大切なモノは、すぐ側にあります。
失ってしまう前に気づいてください。
そして、今この瞬間を大切に楽しみましょう。
過去にいた人は、今の為に存在していたかも知れない。

ペンネーム コーラス

 

羽衣草

 

わたしは、トタンでできたバラック小屋の集落で暮らしている。この町では、50歳になる女性は、髪を脱色する儀式をしなければならない。わたしは、黒髪で腰まで伸ばしていた。そんな、わたしにも、その時が訪れた。町内会長のもとに赴き、皆が見てる前で、脱色剤が頭頂部から雑に塗られていく。だんだん、冷たく重く感じる。目を開けて鏡を見ると、わたしの髪は、まだらの茶髪や金髪になっていた。そこから、緑やオレンジ色のヘナが塗られ完成した頃には、わたしの髪は、バラック小屋のような、寂れてまだらな茶髪にコケが生えたような緑、埃でくすんだ屋根のような赤オレンジの髪色に染まっていた。皆は、喜んでいる。わたしも、喜んでもらえて嬉しいですと答えた。次の日から、わたしも町の皆と一緒に祈りを捧げました。


ペンネーム ジャスミン

 


雨はいつも私の身体に降っている

 

自室のベッドに横たわりながら、

天井なんて存在しないみたいに雨粒は世界を通過して私の身体に落ちてくる

 

雨の日だって、晴れの日だって、

ただ無機質に私の身体に落ちて、そこで初めてこの世界に気がついたみたいに、ポツンと音を立てて、私の身体に波紋をつくる

 

それは体表だったり、体内だったり、

雨粒は当たった場所を波立たせ、そして吸収されていく

ぽこんっと空き缶に当たったみたいな澄んだ高い音がした

私の腎臓あたりは空っぽの缶でできているのかもしれない

瞳に当たった雨粒はコトンと優しい音がしてそのまま溢れた

 

奏でる雨が私の身体に溶けていく

そうしたら、この雨みたいに私は世界と干渉できなくなるんだろうな

 

誰も私に気が付かない

私は誰にも触れられなくて、存在も感じなくなるんだろうな

 

サーサーザーザーと降り続く雨が私の身体に収まりきらず水たまりができていく

ノイズのような雨音が世界を遠ざける

水たまりに沈んでいく

雨に呑まれていく



ペンネーム  ねむ